はじめまして、福洋建設の福田と申します。

私が家づくりを続ける訳
お金儲けがしたいから それは少しあります。
これしか出来ないから そうかも知れません。
家づくりが好きだから それは結構あります。

ただ、もしこれだけの理由だったら
もうとっくに家づくりをやめていたと思います。
なぜなら責任重大で大変な仕事だからです。

でも、僕に家づくりをやめさせないものがあります。

もともと家をつくるという発想はなく、売るという発想しかありませんでした。

僕が建築の仕事に就くきっかけになったのは、不動産会社をつくって家をたくさん売って大きく儲けようと思ったのが始まりで、その為にはどうしたら良いのか考えたときに、まず家を売るんなら家の事を知る必要があると思い、大工の修行を始めたという、すごく単純なものでした。

それがいざやってみると初めは使う釘の長さも木材の名前も解らず、当然道具の使い方などさっぱりで、何がなんだかよく解らないまま毎日現場に行ってるしまつでした。

それでも半年もすると少しづつ解るようになり、一年もすると簡単な仕事が出来る様になって、だんだん楽しくなっていきました。

ちょうどそのころ、隣りで建ててる大工さんのところに毎日施主さんが、お茶とお茶菓子を
持っていく姿を見て「良い施主さんやなぁ」と思っていました。

ところがある時、隣の家を見る機会があったのでじっくり見てみると、それはもう大変なおどろきでした。

自分が今まで習ってきた内容と明らかに違うのと、見習いの僕が見ても「これは絶対あかんやろ!!」と思うような骨組みだったのです。

僕はすぐに工務店の監督に言いましたが、隣りの施主さんは、次の日もまた次の日もお茶とお茶菓子を持ってきて大工さんと
楽しそうにしゃべっていました。

それを見ながら初めは「かわいそうやなぁ」という思いでしたが、だんだん隣りの大工さんに怒りがこみ上げてきました。

結局、同じ不動産屋さんの分譲地だったので僕の親方が依頼をうけて直しに行ったのですが、施主さんはすごくショックをうけた様子で、とても不安そうでした。

もしあのまま最後まで家が仕上がってたらと思うと今でもぞっとします。

この様な体験を何度か重ねるうちに僕自身の家に対する考え方が大きく変わっていたことに気が付きました。

こんな目にあう人を1人でも減らすために家づくりをするんだ!という気持ちが僕の中に生まれました。

こういう想いが僕に家づくりをさせてくれます。