高槻市で中古住宅のリノベーションつづき
12月27日のブログ『高槻市で中古住宅のリノベーション』のつづきです。前回はリノベーション前の中古住宅を購入するまでで話が止まってしまったので、今日はどういう風にリノベーションが進んで行ったのか話します。
順序からいうとまず始めはプラン作りです。このプランを描く時のポイントはリノベーションだからといって間取りに制限を掛けないことです。
初めから、あれはできない、これもできないと言ってしまうと頭が働きませんし良いプランができません。
それよりもどちらかというと、頭のタガを外して発想を豊かにしてもらった頭でどんどん僕の方に考えを伝えてもらった方が楽しいですし、つくり手が考えないようなとっぴよしも無い案が出てくるので面白い間取りが出来上がります。
もちろん耐震を理由に流石にそれは難しいということもありますけど、豊かな発想から出てきた希望を聞いてると、なぜお客さんがそうしたかったのか理由が分かるので、それに代わる案がつくり手からも提案しやすくなります。
なのでプランをつくる時のポイントはお客さんに制限を掛けず、好き放題夢と希望を語ってもらって、それをこちらが一旦全部飲み込んでから消化して、まとめたものを説明すると良いプランができやすくなります。
そしたら今回中々オモロイひと言が飛んできて、お客さんいわく「ほんとのこと言うと、希望としては2階の柱を全部撤去してほしいくらいなんです♪なんにもない開放感がほしいんです~♪」と言うではないですか。
もちろんそれは本人さんも無理なのは分かってて言ってるんですけど、その一言で開放感がほしいのは誰にでも分かりますよね。それでできたのがこの間取りです。
この平面図は旧間取りと新プランの2階で、上の図面が旧間取り、下の図面りが今回施工させてもらったプランです。
図面を見るだけだと壁が減ったくらいの印象しかないですけど、この形になるまでにまず天井と壁をある程度撤去して、大工さんと僕が梁の大きさや向き、柱の位置を見て、あ~でもないこ~でもないと言いながら初めに書いたプランがどこまで希望通りにできるのか打合せをしました。
その打合せ内容を踏まえたプランに修正して、現地の床や壁に新しくできる壁とかの線をひいて、新プランをにらみながらお客さん、大工さん、僕とでさらに打合せを深めていって出来上がったのがこのプランです。
それでも工事が始まるとやっぱりお客さんからあ~したいこうしたいというのがたくさん出てくるので、その内容、意味、目的を聞きながら、それならこの方が使い勝手が良いのでは?とか、こうすればもっと開放感が出ますよという風にどんどん内容が変わっていきます。 もっと具体的な間取りのことをしゃべろうと思ったんですけど、文章にしてしまうと伝わりにくいので、興味があれば声掛けてください。図面見ながら喜んで説明します。